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3月, 2023の投稿を表示しています

春が来てなお留まりしジョウビタキその可愛さに時を忘れる

ほおづえをついて 春だなあと思いながら考え事をしていたのです そんな時ふと庭を見たら枝に小鳥がとまっていて もう北に帰るんじゃないのかなと思ったりしながら その小鳥が可愛くてじっと見入ってしまったのです 心が解れていき時を忘れてしまったのです そして我に返るとさて何を考えていたんだろう そんなこともうどうでもよくなったのです

恋い焦がれなお恋い焦がれ泣き濡れて過ごした日々の今や懐かし

どうしてあんなに欲しかったのだろう それはちょっとしたきっかけだったのかもしれない 彼女がちょっと微笑んだだけだったのかもしれない 彼女が可愛くおねだりをしただけだったのかもしれない そんなこんなで運命の出会いだと思ったのだろう そして思い通りにならないとさらに思いが募る そうしているうちに後戻りできなくなってしまう でもちょっとしたきっかけで覚めてしまうものなんだ それは彼女のちょっとした仕草だったのかもしれない ちょっと彼女の本心が垣間見えたからかもしれない 熱病から治った時のように 夢から覚めた時のように

彷徨いて道見失いし我が身にもそこの小鳥の愛らしきかな

行くべき道を見失ってずっと彷徨っていたのです 求めているものが何か見失っていたのです 今になってみると求めているものが存在するのかどうかも怪しいのです もともとそんなものはこの世にはなかったのかもしれないのです そんな私にもそこにいる小鳥はこの上もなく愛らしいのです 私が追い求めていたものはそういうものなのかもしれない 今そんなふうに思うのです

崩れゆく沖縄の海眺む我和やかな日々なお希みつつ

きれいな海です この海を見てると穏やかな気持ちになります この海を失うと平和を失うような気がします ここにずっと座っていてこの海を守りたい そんな気持ちがわいてきます

真空の歌は本来無言なり真空歌人も声を発せず

真の空は空にして他の何物にもあらず 真の空は色によりて千変万化し姿を現す 真空の歌は本来は言葉を有せず 真空の歌は色によりて千変万化し言葉を表す 真空歌人も本来は声を発せず 真空歌人も色によりて千変万化し声を発す

宇宙には三千世界あるんだよ君の知らない世界があるのさ

宇宙は三千個あるんだよ パラレルワールドというんだ 君も三千人いるんだよ まったく同じではないけどね みんな同じような人生を歩んでいるんだよ まったく同じではないけどね 君は三千人の君の中で どのくらい良い人生を歩んでいるかな 宇宙は三千個あるんだよ 君は三千人いるんだよ

あのねパパこの空見るの大好きよ虹色の雲綿菓子みたい

あのねパパ あの虹色の雲とってもきれいでしょ お祭りで買ってもらった綿菓子みたい 神様が喜んでいるのかな わたしあの雲が大好きよ あのねパパ 雲ってときどき黒くなるでしょ なにか悪いことが起こりそう 神様が怒っているのかな わたしあの雲は大嫌い あのねパパ

ちはやぶる神御座します美ら海の珊瑚の森の消えゆく様よ

美ら島美ら海美ら人よ 美ら島は飛べない鳥が棲める島 美ら島に大きな鳥が舞い降りる 島人の叫びが聞こえぬか 美ら島美ら海美ら人よ 美ら海は優しい人魚が棲める海 美ら海の珊瑚の森が消えてゆく 島人の嘆きが聞こえぬか 美ら島美ら海美ら人よ 美ら人は戦を憎む優しい人 美ら島を大きな鳥が舞い上がる 島人の怒りが聞こえぬか 美ら島美ら海美ら人よ

まほろばへ自遊詩人の彷徨いて五色の光見える由なし

遊は彷徨っていた まほろばを求めて歩き続けて来たのだ 結局何も見つからなかった そんなものあるはずもなっかったのだ しかし

夕映えのデッキチェアーに座り居り浜でたわむる子らを眺める

青い空に白い雲 碧い海に白い砂浜 ほら あそこで子供たちがはしゃいでいるだろ 僕はこの光景を眺めているだけで幸せなんだ ほかに何が欲しいわけでもない ほかに何をしたいわけでもないんだ 僕はこの光景を眺めているだけで幸せなんだ

幽玄を君に求めてまぐわえど五色のひかり見る由もなし

セックスをすると悟りが開けると聞いたんだ ちょうど愛している人がいたのでそう言ってみた 彼女は快く承諾してくれたので二人で行をやってみた お互いに素晴らしい瞬間があったようだけど悟りには至らなかった そんなに簡単なことじゃないんだよ悟るって

作ってよ僕の最期のカクテルを名付けるならば絶望の淵

いらっしゃいませ カクテル何をお作りいたしましょうか 絶望の淵を えっ 畏まりました お待たせいたしました 絶望の淵でございます うん ピッタリだね 有難うございます   それではこれで お勘定を お勘定は次回来られた時に頂きます わかった 生きていたら一週間後に ・・・・・・・ お帰りなさいませ お待ちいたしておりました 今日はどんなカクテルをお作りいたしましょうか ファーストラブを 畏まりました お待たせいたしました ファーストラブでございます うん ピッタリだね 有難うございます 恋をなさったのですか ああ 丁度一週間前にね

筒井筒めぐる刹那のまほろばに怪しく匂う君の後れ毛

筒井筒を巡っているとき背中に何か熱いものを感じたんだ 振り返って見るとそこに彼女がいて今そっぽを向いたところだった 彼女の後れ毛が風になびいていてなにか怪しげなものを感じたんだ その時なにかが始まったように思う そして今